切絵童話の創作フェーズには
・物語を構想してメモをつくる
・物語を書き起こす
・下絵を描く
・切る
(・着色する)
…と、いくつかあります。
その中でも最近は、下絵をがりがり描くのが楽しくなっています。


どの活動のモチベーションが高いか、というのは、結構時期による変動があるようで、執筆がめちゃくちゃ捗る時期や、なんでもいいから切りたくて切りたくてとにかく切らせてくれ!という時期、あるいはもう何もかもやりたくない時期や、あれもこれもやりた過ぎて睡眠を削る時期(笑)…などが色々移り変わっていく、と最近気づきました。

この移り変わりの中で、モチベーションがめちゃくちゃ高かったことが、ある日ぱたっとやりたくなくなったり、逆にずっと手をつけていなかったことをやり始めたら止まらなくなったり、というのがよくあります。

そのやる気スイッチの切り替わる明確な理由が思い当たらないことが多く、(特にスランプにおちいった時に)あれやこれや悩んでいたのですが、
それはそういうお天気だから。
と考えることで、スッキリすることがわかりました。


どういうことか、例を挙げつつ話してみましょう。
外出しようとした時にゲリラ豪雨に見舞われた。そんな時、いくら雨が降る理由を考えても雨は止められないので、時が経って止んでくれるのを待つしかない、ですよね。

同じように、創作したくない、というスランプにおちいった時、いくらその理由を考えても出来ないものは出来ないので、やりたくなるのを待つしかないのです。

スランプの中、「気合い!努力!!根性!!!」で創作を進めようとするのは、ゲリラ豪雨の中を強引に外出するようなものです。無理な外出をすれば、ずぶ濡れになって寒くて不快な思いをしたり、風邪をひくことすらあるかもしれないです。同じように考えれば、無理な創作があまりよい結果を生まないことが容易に想像されるでしょう。

実はここ暫く、作品を作ることに虚しさを感じてどうしようもない気分でした。
ですので、無理に創作するのを控え、休んだり、読書や美術品鑑賞などのインプットに注力したり、虚しい気持ちを人に話したりしているうちに、また元気が少しずつ出てきました。

やりたい時は、その流れにしたがって思いっきりやる。
やりたくない時は、その流れにしたがって、思いっきり離れる。
そうやってメリハリをつけることで、うまくモチベーションを保って活動できるのかな、と思います。