ボローニャ国際絵本原画展に応募することにしたので、その経験をまとめておこうと思います。

応募について

今年度の締め切りは、2018/10/5(消印有効)です。
2018/9/3より前に提出すると受け取ってもらえません。ご注意ください。
応募要項と出品規定のページに分かれているので要注意です。

応募要項

ボローニャ国際絵本原画展サイト(2019 Rules of Entry)

板橋区立美術館の「2018年度ボローニャ展に応募する方へ」のページ2018/8/1現在、昨年度の情報のままです

出品既定

ボローニャ国際絵本原画展サイト(How to take part)
指定のラベルを作品裏面に貼らないといけないのですが、このラベルへのリンクや、オンラインのエントリーフォームへのリンクはこちらにあります。
板橋区立美術館の出している抄訳ページ2018/8/1現在、昨年度の情報のままです

http://www.itabashiartmuseum.jp/bo.htmlで、板橋区立美術館が出している最新の規定が見られます(2018/9/13追記)

まずオンラインで申し込みをして、そこでもらえるPDFとともに送らなければいけない点に気を付けましょう。

※以下は、昨年応募した際の手順です。郵送についてなど、変更点もあるかもしれないのでご注意ください。

作品の準備・梱包について

今回は切り絵+パステルということで、他の作品を汚してしまったり、こすれて色落ちしてしまったりしないよう、十分にフィキサチーフをかけておきました。
がさつな私でも、作品から少し離してかけることで、きれいに吹き付けることができましたよ。




梱包に必要なもの

・厚紙
・段ボール
・作品の入るサイズの封筒(マチ付きが望ましい)
・家庭用ごみ袋
・油性マジック
・強力なノリ
・ガムテープ

厚紙と厚紙の間に作品を一枚ずつ挟んでいき、さらにその両端を段ボールでサンドイッチしました。さらに45Lゴミ袋でぐるぐる巻いて、水濡れ対策しました。
それを封筒に入れてのり付けした後、念には念を入れ、ガムテープで封筒の口をぐるぐる止めておきました。これでうっかり封筒が空いてしまうこともないでしょう。
最後に郵送用ラベルを貼って発送準備完了です!
郵便局で測ってもらった結果、これで500gとなりました。

万が一、郵送用ラベルがはがれてしまっても手元にもどってくるように、念のため封筒裏側に油性ペンで自分の住所と名前をもう一度書いておきました。

後述しますが、郵送に予想以上に時間がかかって、何度も「もうだめだ…紛失されたに違いない…」と絶望した時、郵送前にせめて写真だけでもしっかり残しておけばよかった、という気持ちになったので、梱包前の撮影をおすすめします。

郵送について

今回は、かなり余裕をみて、9/19に発送しました。余裕余裕。
…と思いきや、到着したのが10/6でした。
日本郵便のページによると、イタリアはテロ対策のため通関に時間がかかっているとのことでした。

追跡は以下のページから可能です。
日本郵便
Poste Italliane(イタリア語)
こちらが日本郵便のページの追跡状況

日本を離れた後は、Poste Itallianeのページで追跡した方がデータの反映が早く、詳細な情報を入手できます。
こちらがPoste Italianeの追跡状況

追跡方法

Poste Italianeのページで、Cerca spedizioniという出荷状況の検索ボックスに、国際便を出した際に郵便局でもらう英数13桁の追跡番号を入力します。

全部イタリア語で不安になるかもしれませんが、サイト内翻訳機能を使ってみると、どのような状況かちゃんと確認できます。

翻訳がちょっとおもしろい

詳細な追跡情報を見るときは、「配送の詳細」(原語:Dettagli spedizione)をクリックすれば開きます。
こんな感じですね

あまりに動きがなくて不安な時は、日本郵便の追跡検索のページに表示されている「お問い合わせ窓口局」に聞いてみるとよいですよ。
私は9/27の段階で一度電話してみたのですが、「昨日イタリアに届きました」と教えていただいてちょっと安心しました(それでもそこからかなり日数がかかったのですがね…)

締め切りまで日数に余裕があったのと、お金を節約したかったというので、EMSではなくて航空便で送ったのが原因だったのかもしれません。

-- ここから2018/9/13追記
→以前の応募規約に、「欧州連合以外の国から送る場合は、国際宅配便あるいは国際スピード郵便を利用してください。(その他の方法では、輸入手続きの書類に記載する必要があり、BolognaFiereには記載に必要な情報を得ることができないため。」とあるのを発見しました。これが、配達に相当時間を要した原因な気がしてきました。
ヤマトなどの国際宅急便が一見安そうに見えますが、「関税等諸費用後日精算手数料」がかかってかえって高くつくようですので、EMSを使って送った方がよさそうです。500g程度なら、2200円で送れます。
--追記おわり

あとは、過剰包装だったのでしょうか…しっかり包装しすぎて怪しまれたのかもしれません。

やきもきやきもきしていましたが、ようやく届いたようで安心…というか感激すらしました。
もうしばらくすると、受領作品のリストに掲載されるようです。

また、出品した作品を返却してもらうためには、直接取りに行くか、2019/12/31までに開催元にメールで依頼します(結果が出た後にメールで送ればOKです。メール文面例はこちらの記事に載せています)。忘れず早めに対応しないといけませんね。